歯を失ったか方へ
(インプラント・ブリッジ
・入れ歯・歯の移植)

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失った歯の機能を回復させる補綴治療

虫歯歯周病の悪化などにより、歯を失ってしまうことは珍しくありません。症状が現れているのが奥歯であっても決して放置してはいけません。なぜなら歯がなくなってできたスペースに、隣の歯や咬み合う歯が移動して来ようとし、歯並びや咬み合わせに乱れが生じるというトラブルを招いてしまうからです。

お子様連れの方が安心して通える八女郡広川町の歯医者「もりみつ歯科クリニック」では、インプラントもしくは入れ歯による補綴治療をご提案しています。こちらでは、それぞれの治療の特徴やメリットなどをくわしくご紹介します。

●インプラント治療

特徴

特徴

歯を失った部分の顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工歯を装着して咬む機能を回復させます。

メリット

失った歯の機能を回復させる補綴治療として、もっとも一般的だったのが入れ歯でした。近年では入れ歯に加え、多くの利点があるインプラント治療が人気を集めています。インプラント治療におけるメリットは次の通りです。

メリット 1 メリット 2 メリット 3
天然歯と変わらない感覚で、しっかり咬める 天然歯と見分けがつかない自然な仕上がりになる 入れ歯のように「痛い」「外れやすい」ということがない
メリット 4 メリット 5 メリット 6
入れ歯のような装着時の異物感がない 健康な歯を削るなど、負担をかけない 咬む力が顎の骨に伝わるため、骨がやせにくい
費用

保険が適用されず自費診療となります。

【インプラント治療の費用について】

「インプラント治療は高い」という漠然としたイメージが先行することで、「治療をあきらめた」という方も少なくないようです。確かにインプラント治療の相場は1本につき30~50万円といわれており、高額な治療になります。しかし、その値段が本当に高いのかどうかは考え方次第ともいえるでしょう。

たとえば、60歳の方が1本35万円のインプラントを埋め、75歳まで15年間使用したと想定します。食事は1日3回。インプラント治療によってかかった費用を、15年×3回=16452回で割ると、1回の食事にかかる費用は約20円となります。

1回の食事において20円を節約し、しっかり咬めない状態で好きな食べ物をあきらめて暮らし続けるか、20円を払って何も気にせず食事を楽しめる毎日を送るのか……。これはQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)を左右する、大きな選択肢だといえるのではないでしょうか。

インプラント治療の費用が本当に「ただ高い」ものなのか、そうではないのか。今一度、じっくり考えていただくことをおすすめします。

メンテナンス

メンテナンスを怠ると歯周病と同じ症状を持つ「インプラント周囲炎」を招いてしまうため、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが必要です。

安全性

外科手術が必要なため、身体への侵襲によるリスクがあります。

インプラント治療の流れ
カウンセリング

カウンセリング

治療法や通院期間などや料金に関するカウンセリングを行い、患者様の同意のもと治療がスタートします。

精密検査

精密検査 1

精密検査 2

最先端の3D映像で撮影できるCTを使用する事で、より多くの情報をつかむ事ができたり見えない部分を容易に確認する事が出来るので、治療の精度を上げることが可能になります。

手術

手術

歯茎を切開してアゴの骨を削り、歯の土台となるインプラント(人工歯根)を埋め込みます。局所麻酔が使われますので痛みはほとんどありません。手術は通常2回に分けて(2回法)行われます。

保定期間

保定期間

咬み心地などを確認しながらインプラントが骨としっかり結合して定着するまで、微調整を行い、約3~6ヶ月ほど時間をあけます。

人工歯の装着

人工歯の装着

歯茎が治ったら歯型を取り、歯の形や色を確認しながらインプラントの上にかぶせる人工歯を作ります。人工歯をかぶせてインプラント治療は完了です。

メンテナンス

メンテナンス

日頃から正しい方法でケアが必要です。かみ合わせや口腔内の環境を診てもらったり、レントゲンで骨の検査をしたり、その後も専門医に正しく診断してもらうことが大切です。

●ブリッジ

特徴

メンテナンス

ブリッジとは、歯を失ってしまった部分の両隣の歯を削って支台とし、橋をかけるような治療法です。

メリット

歯を削って土台を作り、橋渡しをするようにブリッジを入れて欠損部分を回復するものです。 部分入れ歯に比べれば安定していて、咬む力も回復します。

メリット 1 メリット 2
固定式なので違和感は少ないです。 保険が適用されます。
費用

保険適用可能ですが、欠損数によっては不可の場合もあります。

メンテナンス

入れ歯と違って取り外してお手入れする必要がないので、手間がかかりません。

安全性

安定性がありますが限界があり、約7~8年となります。

●入れ歯

特徴

入れ歯の種類(自費治療)

人工的に製作した歯や歯ぐきを、口の中にはめ、咬む機能を回復させます。失った歯の本数に合わせて「部分入れ歯」「総入れ歯」を用います。

メリット

失った歯の機能を回復させる補綴治療として近年ではインプラント治療が人気を集めていますが、多くの方が使用してきた入れ歯にもよさがあります。こちらでは、入れ歯のメリットについて確認してみましょう。

メリット 1 メリット 2
入れ歯は保険診療・自費診療が選べ、自費診療でもインプラント治療より費用を抑えられる インプラント治療には外科手術を伴い、一般的な治療法で数ヶ月~半年の期間が必要なのに対し、入れ歯は早ければ1ヶ月程度で終えられる
メリット 3 メリット 4
インプラント治療は、重度の糖尿病や腎臓病など、全身疾患の状態によっては適用できないのに対し、入れ歯治療は誰でも受けることができる 自費診療の入れ歯であれば、つくり方次第で理想的な咬み合わせが得られ、快適に使用できる
費用

保険適用・自費診療が選べ、保険適用であれば費用を抑えられます。自費の場合は機能性・審美性をより追求できます。

メンテナンス

取り外せるためお手入れしやすい点が特徴です。

安全性

手術が不要なため、身体への負担はありません。

入れ歯の種類(自費診療)

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントを2本埋入し、ロケーターを取り付けます。それにより、入れ歯が口腔内で安定し、より物を噛みやすくなります。取り外しも楽なのでご高齢の方に使用していただきやす入れ歯です。天然歯にも使用できます。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャー

保険診療の部分入れ歯にある、金属のバネ(クラスプ)をなくしたものです。バネがないため目立たないうえに、バネによって生じるまわりの歯への負担もなります。また、歯ぐき部分は弾力性のあるシリコンでつくられており、フィット感にも優れています。

●歯の移植

特徴

歯の移植

自分の歯だからこそ、自然な噛み心地を再現できる「自家歯牙移植」です。

メリット
メリット1 メリット2 メリット3
自身の歯を使用するので噛み心地が自然です。 周りの歯を削る必要がありません。 保険が適用されます。
費用

保険適用となります。

メンテナンス

定期的な来院による経過の診断が必要となります。

安全性

外科手術が必要なため、身体への侵襲によるリスクがあります。

【咬み合わせの重要性】

咬み合わせとは、食べ物を咬み砕くだけでなく全身にもさまざまな影響を与えています。咬み合わせが乱れていると、咬む力のバランスが崩れ、顎や顔、肩そして全身にゆがみを招くこともあるのです。その結果、肩こりや頭痛、腰痛、慢性的な体調不良などが発生します。

咬み合わせは、「片側ばかりで咬む」「うつぶせ寝をする」「ほおづえをつく」といったクセや、入れ歯などの歯科技工物の不具合によっても乱れてしまいます。虫歯・歯周病だけでなく、咬み合わせについても、歯科医院で定期的にチェックを受けるようにしましょう。